The history of Bunbuku

現代的な暮らしへの過渡期である大正時代にぶんぶくは創業しました。
大戦を乗り越え、日用品として皆様の生活に寄り添いながら歩んでまいりました。
製品の歴史は、ぶんぶくの歴史です。

Period 01

Foundation

ぶんぶくの創設と激動の時代

亜鉛鉄器の製造業として竹内四郎が大正7年に創業し、水ひしゃく、バケツ等の製造を始めました。機械設備を導入し、機械の改良と商品の研究・改善に取り組んだ結果、石炭バケツ、じょうろ等、徐々に品目も増やしていきました。
しかしその道のりは平坦ではなく、たびたび困難に襲われる激動の時代でもありました。初代は志半ばで病に倒れ、19歳で跡を継いだ二代目・竹内繁曠の太平洋戦争招へいによる事業の中止、二度の失火、急速な事業発展と戦前の力を取り戻すために行った無理な経営による破綻…。
このような苦境に立たされるたびに従業員が一丸となって立て直し、事業継続の基盤を固めていきました。

Period 02

Growth

隆盛と高度経済成長期

二代目・竹内繁曠の下、ぶんぶくは成長期を迎えました。個人経営から株式会社化し、経営の合理化を図るとともに、設備投資も行いトタン板・鉄板の加工~塗装工程まで一貫して製造できる体制を整えました。折しも時代は高度経済成長期。経済の急拡大による需要が追い風となっていました。
スチール製ゴミ箱にキャラクターをあしらった家庭用屑入れ、ファンシーな柄を印刷した屑入れ、キルティングを巻いた屑入れ、スチール製の卓上小物入れなど、スチール製家庭用品のパイオニアと自負して商品を展開していきました。

ロングセラー商品の写真

ロングセラー商品の誕生

この時代にロングセラーの商品も生まれています。
テーパーバケット(旧商品名:普及型屑入れ)、ロータリー屑入れ(回転蓋式のゴミ箱)は、現在でも変わらぬご愛顧をいただいております。
ロータリー屑入れにおいては昭和42年(1967年)にグッドデザイン賞を受賞しました。
テーパーバケット(大)については平成27年(2015年)にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しました。

CMソングの新聞記事

CMソング

昭和44年頃、ラジオで放送していたCMソングです。キダ・タローさんの作曲で、親しみやすいメロディと歌詞のCMソングとなっております。また、朝日放送主催の第20回ABCミュージカルスポットコンクールで第1位を受賞しました。

Period 03

The Present

時代のニーズに合わせたメーカーとして

家庭用金物のメーカーとして歩んでまいりましたが、現在は家庭用ラインを一部残して統合し、板金加工技術を活かした環境備品の製造に注力しています。
ニーズの多様化に応える体制づくりを進め、型レスで商品が作れる設備を導入し、コストダウンに努めています。また、型レスの強みを活かし、1個からの特注品製作も幅広く承っております。お客様のご要望に柔軟に応えてまいります。
キャラクターものの屑入れを手がけていたことから、現在ではノベルティ事業も展開しています。各種ノベルティグッズの製作を承っております。

ぶんぶく商品写真